Joruri CMS 2020の概要

公開日 2020年08月28日

更新日 2020年10月22日

概要

Joruri CMS 2020は地方自治体公式サイト向けの国産CMSです。
プログラミング言語Ruby、フレームワークRails、データベースPostgreSQLなど、広く利用されているオープンソース・ソフトウェアを利用して構成したオープンなシステムです。
このCMSは当社サイトブリッジ株式会社の社内のメンバーで開発を行っています。
オープンソースのライセンス(MIT)でご提供しているため、開発用サイトの構築、ソースコードの改変・再配布などが自由に行えます。

このたび前バージョンのJoruri CMS 2017を改善し、新しいバージョンJoruri CMS 2020をリリースしました。
2017年8月のJoruri CMS 2017リリースから3年2ヶ月での新バージョンの公開となります。
今後も引き続き、Joruri CMS をよろしくお願い致します。

管理画面の操作性の改善

Joruri CMS 2020では、以前のバージョンJoruri CMS 2017の管理画面の操作性を可能な限り改善しました。

Joruri CMS 2017の一覧画面では「詳細」タグを選択し詳細画面に遷移していました。
Joruri CMS 2020では詳細画面への遷移をコンテンツ名などのオブジェクト名に設定し、オブジェクト名に設定していた下層のデータ一覧画面への遷移を行のクリックに変更しました。
この変更により管理画面を操作する際のマウスの移動量を大幅に減らすことができました。

記事詳細画面では公開画面のCSSを反映することにより、文字サイズ・色などが公開画面と同じように表示されます。
またWYSIWYGエディタの編集枠にも、可能な範囲で公開画面のCSSの設定を反映したため、見出しなどの確認が行えるようになりました。

Joruri CMS 2024では、記事入力をWYSIWYGエディタからブロック型記事入力に変更します。
WYSIWYGエディタを標準とする記事入力はこのJoruri CMS 2020が最後となります。
Joruri CMS 2024ではその他大きな機能変更を行う予定のため、Joruri CMS 2020では先行して画面の操作性に関する変更を行いました。

Rails6への対応

一般にRailsの環境で稼働するRubyのアプリケーションは、Railsのメジャーバージョンがアップすると、新しいバージョンのRailsで動作するように修正してアプリケーション自身もバージョンを上げています。

Joruri CMS 2020のひとつ前のバージョンであるJoruri CMS 2017は、Railsバージョン5に対応しています。
2019年にRailsの新しいバージョンであるRails6が公開されたため、Rails6に対応させJoruri CMS 2020をリリースしました。

最新のRailsへの対応は、メソッドの仕様変更などへの対処であり、比較的規模が大きな修正作業となります。
この修正作業を行って最新のRailsに対応するのは、最新のRailsが機能・性能面で優れているだけでなく、セキュリティ対応が最新のRailsと、ひとつ前のバージョンの最新リリースに限定されているからです。
アプリケーションを最適な状態に保持するために、最新のRailsに対応する修正を続けています。

Rails Joruri CMS
バージョン リリース日 バージョン リリース日
2 2007-12-7 Ver.1 2010-3-23
3 2010-8-29 Ver.2 2013-6-3
4 2013-6-27 Ver.3 2016-7-15
5 2016-6-30 2017 2017-8-10
6 2019-8-15 2020 2020-10-1
7 2022年(予定) 2024 2023年(予定)

上記の表にあるようにJoruri CMS 2017からは、Railsのメジャーバージョンアップが行われた翌年に、対応するJoruri CMSをリリースすることとしました。
ミドルウェアのメジャーバージョンを最新に保つという保守契約があり、そのためにはJoruri CMSが最新のメジャーバージョンに対応していなければなりません。
今回のJoruri CMS 2020は、Railsの最新バージョンに対応することが最大の目的であったため、大きな機能追加は行わずUIの操作性の改善にとどめました。

Joruri CMS 2017との互換性

Joruri CMS 2017が稼働している環境をそのまま上書きしてJoruri CMS 2020にバージョンアップできるように、Joruri CMS 2020はJoruri CMS 2017の上位互換となるように機能追加を行いました。
このため内部の構造が大幅に変更になるような機能追加は、互換性を確保するのが困難なことから、Joruri CMS 2020への実装を見送りました。
ブロック型記事入力やCSSの管理画面での作成などの機能は、次のJoruri CMS 2024に実装する予定です。