公開日 2021年10月12日
更新日 2021年10月12日
記事データ移行プラグインの概要
このプラグインは、ウェブサイト公開画面上からwgetでページをダウンロードし、Joruriの記事コンテンツに記事として書き込む機能となります。主に他社CMSからJoruriへリニューアルする際に使用します。
ダウンロードしたページをHTML要素に分解してタイトルや本文、グループやカテゴリなどの情報を記事に登録することができます。
※このプラグインは配布を行っておりません。利用する場合は弊社での対応となります。
作業の流れとしては次の1~5までを弊社で対応いたします。
6の移行完了後の記事の確認・修正作業はお客様で対応いただくようになります。
記事データ移行プラグインの作業流れ
1.ページのダウンロード
ダウンロードするサイトURLを入力し、ダウンロードを実行します。
オプションとして取得対象ディレクトリ、再帰ダウンロード階層数などを指定することができます。
ダウンロードが完了します。
2.ダウンロードしたページの確認
ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイル一覧を確認することができます。一覧をCSV形式で出力する機能もあり、チェック時に使用いただけます。
もしダウンロード漏れなどがあった場合は、再度ダウンロードを実行します。
3.変換設定
ダウンロードファイルの確認が完了したら、Joruriの記事コンテンツに書き込むための変換設定を行います。
まず基本設定にて、元サイトからタイトル、本文、日付を取得するHTMLタグを指定します。
次に、記事の作成者グループを設定します。
元サイトからグループ情報を取得するためにHTMLタグ、正規表現などを設定します。
また、事前にJoruri上ではグループ情報を登録しておき、そのグループと取得したグループの照合方法や、取得したグループがJoruriのグループに正しく変換されるよう読み替え設定などを行います。
最後に、記事のカテゴリを設定します。
こちらも元サイトからカテゴリ情報を取得するためにHTMLタグ、正規表現などを設定します。(パンくずリストから取得するケースが多いです。)
グループの設定と同様、事前にJoruri上でカテゴリを登録しておき、取得したカテゴリがJoruriのカテゴリに正しく変換されるよう読み替え設定などを行います。
4.書き込み
変換設定が完了したら、記事コンテンツに書き込みを行います。
こちらにも様々なオプションがあり、ファイル名オプションでは、一覧から選択したページのみ書き込みを行うことができます。上書きオプションでは、2回目以降の書き込みの際に使用し、既に書き込まれている記事がある場合、更新される場合のみ書き込むか、全て上書きするかを選択します。
この2つのオプションを使用することで、1回目の書き込みから差分だけ書き込むなどの対応が可能となります。
その他、作成者グループ・ユーザーのデフォルト値の設定や、書き込み元ページのURLを引き継ぐかどうかの設定を行うことができます。
書き込みが完了します。
5.書き込み記事の確認
書き込みが完了したら、書き込まれた記事一覧を確認することができます。CSVで出力も可能です。
一覧から記事タイトルをクリックすると、書き込み記事の詳細を確認することができ、タイトルや本文などが正しく書き込まれているか確認することができます。
6.書き込み記事の修正作業
書き込みが完了したら、各記事をJoruri上で確認・修正作業を行います。
■発生する修正作業とは?
以下のような修正作業が発生します。
- グループ・カテゴリ等を取得できなかった記事の修正。
変換設定を行ったが、グループ・カテゴリ等を取得できなかった記事において、グループやカテゴリ情報を設定する作業が発生します。 - 不要なHTMLの削除や、表示崩れの修正。
上述した「変換設定>基本設定」のとおり、記事本文は元サイトのHTMLクラス名などを指定し、その範囲のHTMLをそのまま記事本文として書きこむようになります。
このため、不要なHTMLが含まれている場合、記事1件ずつ手動で削除する必要があります。
(例)元サイト記事が以下のようなHTMLで、<div class=”body”>を取得範囲として書き込みを行います。
<div class=”body”>
<h1>記事タイトルです。</h1>
<p>記事本文です。</p>
<address>この記事のお問い合わせは総務課まで</address>
</div>
↓ これをJoruriに移行すると、以下のようになります。
タイトルは基本的に「ページタイトルピース」を使用して実装するのですが、この場合タイトルが重複してしまいます。
また連絡先も記事コンテンツ設定にて下部に自動で表示させることが可能ですが、この場合連絡先情報が重複してしまいます。
データ移行プラグインの利用について
このプラグインは配布を行っておりません。利用する場合は弊社での対応となります。
費用は移行ページ数によって変わります。
(例)1000ページ程度:360,000円(税抜き)
※サーバー設定、CMSインストールなども依頼いただく場合は、別途費用が発生します。